6月19日(水)に、TSUTAYA O-WESTを舞台に9周年を祝う単独公演「9th anniversary GIGS in TOKYO」を行うCANDY GO!GO!。同日には、約2年半ぶりとなるミニアルバム『IDOROCK-beyond-』を発売。まさに今、その日へ向け彼女たちは全力で走り続けている。
CANDY GO!GO!と言えば、渋谷O-NESTを舞台に、バンドを従えてライブを行う主催公演「NEXT-Girl’s ONE in O-NEST」を定期的に行っている。この定期公演では新しい動きの発表がよく行われれば、新たな展開へ向けての始まりを告げるライブとして用いることも多い。
5月27日(月)にも、CANDY GO!GO!は渋谷O-NESTで主催イベント「NEXT-Girl’s ONE in O-NEST」を行った。以前から告知もしていたように、この日は道玄坂上り隊のメンバーであり、研修生として活動している宇野みずきがCANDY GO!GO!のステージへ初めて合流する日。8人編成によるCANDY GO!GO!のライブを初めて人前で披露する場にもなった。
オープニングアクトを、道玄坂上り隊が担当。ゲストに、Super Lapin/POPPING EMO/ユキノユーリを迎えて行ったこの日の主催イベント。ここからは、CANDY GO!GO! with BANDのライブの模様をお伝えしたい。
オープニングSE『MITSUKO』の演奏に合わせ、CANDY GO!GO!のメンバーらが舞台へ。身体を騒がせるロックンロールな演奏に乗せ、大声を張り上げメンバーらを迎える観客たち。その姿を観ながら、8人は笑みを浮かべ、さらに観客たちを煽りだす。
場内に生まれた勢いを加速するようにぶつけたのが『Yes-Yes-Yes』。ちょっぴり甘さも含んだ歌声を魅力に、騒ぐ観客たちをさらに挑発してゆく磯野未来となぎさりん。「身勝手な大人に邪魔させない」の歌詞ではないが、粋も甘いも乗り越え今を生きる逞しい彼女たちにとても似合う楽曲だ。「この声が枯れる間で強く”生きろ”」と歌うその声には、どんな逆境にも立ち向かう勇気と力強さが漲っていた。
身体を揺さぶる演奏が流れだす。CANDY GO!GO!のライブへつねに熱を注ぎ続けてきた『Imishinn』だ。大きく手を翳し、笑顔で歌い飛び跳ねる舞台上の8人。その姿に合わせ、同じように笑顔を浮かべ跳ねる観客たち。激しいビートに身を任せ、今は無邪気にはしゃごうか。強い主張の牙を潜ませ、8人の女性たちは笑顔をほころばせながら、大きく跳ね続けていた
凛々しいなぎさりんの歌声を合図に飛び出したのが、熱を持って躍動する『こころのうた』。次々とマイクをリレーしながら、彼女たちは会場中の人たちの胸に、輝く勇気の光を注いでゆく。8人の誘いに心の枷を外し、大勢の人たちが叫び声を上げ、熱狂の中へ飛び込んでいく。彼女たちは真夏の熱気にも似た解放感を、一足早く此処へ連れてきた。
何時しか、フロアは後ろまで人が詰めかけていた。早くも場内には熱が充満し始めている。「今日からCANDY GO!GO!として活動させていただきます。念願の合流だったので楽しみにしていました。今日はわたしだけを観て欲しいので、ライブ中に目が合わなかったら怒ります」という宇野みずきの挨拶も頼もしいじゃない。またも、図々しくも意外にうぶなメンバーがCANDY GO!GO!に加わった。
続いて披露した『Born to fate』では、心の奥から沸き立つ静かな情熱を、彼女たちは少しずつ青白い炎へと変えてゆく。胸の内側に抱えた滾る情熱をグッと押さえ込み、崩壊寸前の想いに変えて彼女たちは届けてきた。自分たちがCANDY GO!GO!として生まれた意味を確かめながら、CANDY GO!GO!として携えた使命を、8人は訪れた人たちの胸へしっかりと突きつけていった。
先ほどまでのスリリングな心模様を優しく緩めるように、なぎさりんと夏井さらが『BLUE JAY』を歌唱。2人の美しいハーモニーが、会場中の人たちの心に優しく染み渡る。胸の内に秘めた想いを吐露するように2人は想いを一つに重ね、触れた人たちの心を、切なさを抱いた歌声で優しく潤していった。大切な親友との・仲間との別れを知ったうえで、それでも離したくない想いを綴ったこの歌を、新メンバーとしてこの大切な歌を託された夏井さらは、どんな気持ちでなぎさりんと歌声を交わしていたのだろうか…。「こんなにもボクはキミを愛してる」と歌われた瞬間にキュッと心が揺れた。最後に、互いに顔を見合せ歌う姿に胸が震えずにいれなかった。
演奏は一気に走り出した。『Fake News』が飛び出すと同時に、ふたたびフロアから沸き上がった熱。なぎさりんは、「そばにいて君だけにこの想いを伝えたい」と、今の自分たちの気持ちを素直に投げかけてゆく。サビでは、メンバーとフロア中の人たちが両手を大きく掲げはしゃぎだす。さぁ、もっともっと胸のエンジンを吹かし熱狂のパーティを描き出そうか。「軌跡なんて始めからFakeさ」。そう、未来へ繋ぐ真実はこうやって一緒に作りあげる中にこそあるのだから。
菜月アイルの熱を抱いた叫び声から、『Dahlia』がスタート。菜月アイルとなぎさりんが熱い歌声をリレー、サビではハーモニーを描きながら、情熱を詰め込んだ歌声を次々とフロアへ投げ込んでゆく。彼女たちの熱い魂に触発され、身体中から熱が沸きだす、ほとばしるその情熱で、もっともっと心を燃やしてくれ。
飛び出したのが、CANDY GO!GO!のライブに熱狂と興奮を描く『JACK』だ。研ぎ澄まされた鋭利なロックナンバーが、メンバーらの挑発する歌声と、クールな磯野未来の声に刺激を受け、胸に突き刺さる。観客たちは、彼女たちの挑発するステージングに煽られフロアを右へ左へと横モッシュしながら騒ぎ続けていた。
ここで『Dahlia』がフジテレビ系列の音楽番組「Tune」6月度エンディングテーマとして流れることを発表。
ライブも終盤戦へ。制限速度を軽々オーバーする勢いでハイウェイを走るように、CANDY GO!GO!は『Cinderella Call』を届けてきた。彼女たちの歌声が眩しい光を放つたび、メラメラと情熱を滾らせるたびに気持ちが騒ぎだす。身体中から沸きだす熱が絶叫を導き出す。前方では、大勢の人たちが肩を組み合い、腹の底から声を張り上げ、眩しい世界へ飛び込んでいた。「夢を信じてる」と彼女たちが歌う毎に、フロアにいるむさ苦しい僕らも同じように心はシンデレラとなり、自分も輝けると信じる力を持つことができる。この瞬間を味わうたびに、彼女たちと気持ちを同化し自分の心も強くなれる。魔法が消えそうになったとき、また、この歌を胸の奥にチャージしたい。
最後にCANDY GO!GO!は『神様のイジ悪』をプレゼント。メンバーが、観客たちが空高く拳を突き上げ、大空へ熱した声を届けようと叫んでいた。沸き立つ情熱を、熱した感情を醒ましたくはない。このまま熱狂の果てまで一緒に走り続けたい。滾る身体が、火照る心が、もっともっと熱狂をむさぼり喰らおうと求めていた。心を一つに重ね合わせた大きな声が会場中に響き渡る。もっともっと絶叫のその先まで連れていってくれ。ここでエンディングなんて、たった50分で満足なんてとても出来やしない。そうか、この続きは6月19日のTSUTAYA O-WESTワンマンで存分に楽しめということか。わかったよ。
正規メンバー6人に、研修生2人という形ながら、この日より8人編成へと進化したCANDY GO!GO!。9周年を祝したワンマン公演はもう目の前だ。全身が熱源体と化した今の彼女たち。そのライブを味わいながら、あなたも心の中に消えないエンブレムを焼き付けてくれ。
TEXT:長澤智典
CANDY GO!GO!
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★インフォメーション★
<CANDY GO!GO! 9周年公演>
「9th anniversary GIGS in TOKYO」
~活動9周年を記念し、ワンマン公演を開催!当日は約2年半ぶりのミニアルバムをリリース!全曲バックバンド編成でのスペシャルLIVEをお届けします~
★日時:2019年6月19日(水)
OPEN18:30 START19:00
・約2時間公演を予定、終演後物販(CD即売)あり
★会場:TSUTAYA O-WEST(東京/渋谷)https://shibuya-o.com/west
*当日ミニアルバム「IDOROCK-beyond-」発売日!
★料金:前売2500円 当日3000円 各1D代別
★出演:CANDY GO!GO! with BAND
★チケットinfo 4/23予約~申込受付OK!
・本公演は、整理番号順入場です!
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