アイドルのライブハウスで開催される公演が実情としてどのような利益分配がされているか、という事を明かしているTwitterアカウントの話が、アイドルファンの間で話題になっている。
ライブハウスで入場料2000円以下のアイドル公演はまず出演者へのバックはありません。
2500円で500円出演者に渡るより、その分安価にしたことで動員が増え、物販の利益がバック分以上増えれば、主催者と出演者双方にメリットがあるのです。
出る場与えるからその分物販で稼いでねと言う事です。— 平井有_MarvelYell (@YuuHirai) December 11, 2018
ワンコインや無銭ライブは、一定数のドリンク数を上回ると主催者にバックが入る場合と、会場のレンタル費を下げる条件でドリンク○杯保証が付いた時に本公演の前にドリンク数を稼ぐための公演を行う場合とがあります。
2ドリンクが多いのはそのためです。
出演者は物販売上のみです。— 平井有_MarvelYell (@YuuHirai) December 11, 2018
キャパ100~150のライブハウスのレンタルは、平日夜や土日祝の昼で10万~15万、土日祝1日で20万~30万。レギュラーで使うと少し下がり直近の空き日はかなり安くなります。
2000円バック無しで50人動員で10万。主催者は出演者頼みでリスクを負っています。
小屋との共催はノーリスクローリターンです。— 平井有_MarvelYell (@YuuHirai) 2018年12月11日
この実情を明かしているのは、2001年創業のアイドル事務所・マーベルエールの代表のTwitterアカウント。
「ライブハウスで入場料2000円以下のアイドル公演はまず出演者へのバックはありません。」など、厳しい現実を公表し、「アイドルの利益は大半がチェキです。」「経費はチェキ売上から捻出します。」など、ライブのチケット代で稼げない分をチェキなどで補っている実情も明かし、
「問題提起のつもりでした。」「チェキでアイドル界は回ってる。うちもそこから抜けられない。」と、収益の実態の厳しさがアイドルファンの間でも話題になっており、昨今解散などが続いているアイドル界の負の部分が今後も出てきそうな予想がされる。
アイドルの利益は大半がチェキです。音源は制作費が嵩むため利益率は低くオリジナル曲を増やすため。Tシャツなどのグッズも利益率は高くありません。振り付け、レッスン、衣装などの経費はチェキ売上から捻出します。メンバーへのチェキバックは0から折半位まで様々。3割が多いように思います。
— 平井有_MarvelYell (@YuuHirai) 2018年12月11日
地下のトップクラスになると音源が大きな利益を生みます。
自社レーベルのインディーズで全国流通して5000枚も売ればかなりの利益を出します。
メジャーと契約すると音源の利益はほぼ無くなるので、メジャーの力で(一般層にまで)大きく跳ねられないと解散の原因になります。流通だけメジャーは別です。— 平井有_MarvelYell (@YuuHirai) 2018年12月11日
これらのツイートはお客様に何かして欲しい訳では無く、問題提起のつもりでした。
チェキでアイドル界は回ってる。うちもそこから抜けられない。
でもよく考えると変ですよね。
演者としてのスキルとチェキを沢山撮るスキルは全く別です。
本当はステージを観てもらう事で収入を得るべきだから。— 平井有_MarvelYell (@YuuHirai) 2018年12月12日